お知らせ

■明治大学にて「宣伝会議賞」ワークショップを開催

2025.09.12

タンスのゲンは、第63回「宣伝会議賞」において課題協賛を行い、明治大学商学部 藤拓巳ゼミの学生の皆さんと「宣伝会議賞」連動ワークショップを実施しました。
「宣伝会議賞」は、月刊『宣伝会議』が主催する公募広告賞で、キャッチフレーズや絵コンテ・字コンテなどの広告表現アイデアを募集しており、その育成を目的とした実践型イベントとして「宣伝会議賞」ワークショップが行われています。
今回のワークショップでは、当社と、思考家の白土謙二氏を迎え、「SNSで共感を得られる新商品シリーズの企画」をテーマに、学生たちと一緒に新しいコンセプトづくりに取り組みました。

◇学生チームのアイデア紹介
当日のワークショップでは、7チームからユニークで魅力的な企画がたくさん寄せられました。
ここでは、その中から当日発表されたアイデアをご紹介します。

【”置くだけ除湿” シリーズ】

1年中湿気と戦う必要がある日本において、依然として湿気対策に悩む人々は多いです。そこで、部屋に家具を置くだけで、 衣類をカビから守り、 快適なファッションが叶う「”置くだけ除湿” シリーズ」を企画しました。杉などの素材と塗料を使用して、 除湿機能を搭載した家具なら、置くだけで湿度を調整します。

〈企画メンバー〉
中村梨琴・秋本光紀・田中美桜里・林咲希・大坪稜(商学部3年生)

【”おぼれない”家具シリーズ】

これまでは災害対策とおしゃれはトレードオフでした。しかし、その状況こそが災害対策の普及を阻む障壁です。災害対策とおしゃれが両立してこそ、消費者はそれを積極的に導入する態度を示します。今回着目した災害は水害です。災害大国である日本で近年増加している水害は、甚大な被害を招きます。しかし、個々人での対策は難しく、依然として対策不足に不安を抱える人々が多いです。そこで、水害で流されない、おぼれない、暮らしを実現する「”おぼれない”家具シリーズ」を企画しました。防水・乾きやすい素材や水に浮かぶ素材を使用した家具で、災害時におぼれないようこと、さらには災害後に一日でも早く暮らしを取り戻せることを目指します。

〈企画メンバー〉
小圷凜・岩宮悠・及川江里子・金井飛奈・福島みちる(商学部2年生)

【保温、保冷可能宅配ボックス】

日本は年々熱くなり、連日最高気温更新のニュースが流れています。その中でデリバリー需要が高まっていますが、暑さにより食品が劣化する恐れがあります。そこで、既存の宅配ボックスに断熱材を用い、機械類や食品類でも安心して置き配ができる商品を提案しました。

〈企画メンバー〉
高橋耀生・河西淳志・チョブギョン・石尾美里(商学部3年生)

【サボりの証拠隠滅家具シリーズ】

消費者は部屋が散らかっていることに悩んでおり、片付けは現代人にとってストレスの原因でもあります。そこで私たちは、生活感を隠すことができる「サボりの証拠隠滅家具シリーズ」を企画しました。「散らかしてる」のではなく「そういう仕様」として成立することで、家事のとりあえず回避を応援します。

〈企画メンバー〉
伊藤佳音・坂巻駆・佐藤賢介・カンギョンミン・宮本夏芽(商学部2年生)

【禅家具シリーズ】

引越しが多くある人たちが抱える問題が荷物地獄です。荷造りの段ボールは30箱を超え、搬入を含めると当日にも5時間弱も苦しめられます。この問題を解決するために家具に必要なのは部屋を少ない物数でシンプルにできるデザインと運びやすさです。そこで簡素の美を体現する禅デザインに着目し、折り畳みや軽量化によって運びやすさを実現することで引越しやすいシリーズ家具として提案しました。

〈企画メンバー〉
清水碧音・岩井隆宏・奥澤知世・重野ゆら・武藤結衣(商学部3年生)

【ROOMODE】

オシャレのカギは統一感。新生活を始める際、時間もお金も限られた中で、オシャレな部屋を作るのは困難です。そこで今回、消費者の家具選びの手間を省き、自分の好みの部屋を選ぶだけで、誰でも簡単に統一感のあるオシャレな部屋を作れるインテリア丸ごとセットを提案しました。

〈企画メンバー〉
倉田陽生・加藤陽眞・中村光希・鈴木爽馬・鈴木大翔(商学部2年生)

【三日坊主をなくす家具シリーズ】

日本人の8割以上が肩こりや腰痛に悩み、近年は若者にもスマホ首が広がるなど、体の不調は国民病となっています。そこで、ソファやベッドでくつろぎながらも首・肩・腰にやさしい「三日坊主をなくすトクホ家具シリーズ」を企画しました。医学や人間工学に基づいた設計を取り入れることで、置くだけで快適さと健康を両立でき、毎日の生活習慣として自然に続けられます。

〈企画メンバー〉
丸山実花・小澤裕太(商学部4年生)

◇優秀賞獲得チーム
今回のワークショップでは、「“おぼれない”家具シリーズ」を提案したチームが、優秀賞を受賞しました。
災害対策とデザイン性を両立させた素晴らしいアイデアで、審査員からも高く評価されました。受賞チームの皆さん、本当におめでとうございます。

小圷凜・岩宮悠・及川江里子・金井飛奈・福島みちる「”おぼれない”家具シリーズ」

タンスのゲンは、これからも学生の皆さんの自由な発想や学びの機会を大切にし、次世代の育成に貢献できる取り組みを続けてまいります。